聖霊の声を聞くのに大切なこと
お客様とお話をしていると、みなさん「聖霊の声をきいてみたい」とよくおっしゃいます。
よくわかります。私も「聖霊の声ってどういうものかなあ?聞いてみたいなぁ?」と随分長いことおもっていました。
聖霊の声を聞くことは、私たちすべての「天職」です
私は今、聖霊のメッセージをみなさんにお渡しするという、とてもとてもありがたく、とてもとても幸せなことを生業とさせていただいております。**『奇跡のコース』でいうところの「私たちみんなの天職」**をさせていただいていると言えますね。ありがとうみなさん~、ありがとう聖霊~
わたし自身は、そこそこ長い練習期間を経て、聖霊のメッセージをお伝えするヒーラーになりました。 今実際にヒーリングを行うようになって振り返ってみれば、以前抱いていた一部の人に与えられた「特殊な能力」というイメージとは違い、あの頃抱いていた「手の届かないもの」というほどムズカシイことだったわけではないな。と思っています。 『奇跡のコース』に「私たちみんなの天職」と書かれている通り、みんなに平等に与えられている才能だと思います。
*『奇跡のコース』のテキストには、「聖霊は喜びの霊であり、神が分離した子たちの心に与えた「帰還への呼びかけ」だと述べられています。そして、この「呼びかけ」こそが、心の天職である、と。」 A Course in Miracles Chapter 5.II. The Voice for God(未来くる訳)
「特別な能力」ではない ただただ「聴く」ということ
だれにも与えられたギフト?!
そうはいっても、私自身何年もかけて練習を積み重ねましたし、
CRS時代のお仲間の方たちも、実際にヒーラーをお仕事にまでしている方は少ないです。
もちろん「仕事にするつもりはない」という人たちも多いわけですから、一概に断じることはできません。
しかし、私の場合、人よりも得意だったことが明白なことが一つあります。
なんだと思いますか?
サイキック的な能力とか、
突出したIQとか
そんなことではまったくなく
それは、 「ただ聴く」能力です。
香咲弥須子先生の個人セッションを受けた時に 「あなたは過去生で、女医さんだった。 聴診器の音から診断しようと、一生懸命音に耳を傾けているのが見えるわよ。」 「これが、今のサウンドエンジニアの仕事に関係しているようね。」 と、言われて 「ほぉー本当かどうかはまったくわからないけど、むっちゃ腑に落ちる!」と感動したことがありました。
そうです、わたしは、「サウンドエンジニア」という音を聴く職業に長年ついていて、毎日毎日数時間「音に耳を傾ける」ことをしていたのです。
頭の中のおしゃべりが聖霊の声を聞こえなくしている。
先日常連のお客様が、いるみなヒーリングフルコースを受けてくださいました。
ヒーリング中に聖霊のメッセージが聞こえました。
「すごーいおしゃべり、いつもいつも頭の中でおしゃべりが止まらない、ひとりでいる時にもずっとずっと頭の中でおしゃべりをしている。そのことに自覚の視点をもたないと、聖霊の声はわからないでしょう」というものでした。
これは、『奇跡のコース』の中にもちゃんと書かれていることです。
テキスト21章V、Lesson49 を読んでみてください。
しかし、このことを一番明確に書いているのは、アメリカで長年ACIMの教師として活躍されたアレン・ワトソン氏(Allen Watson)の Workbook Companion でしょう。 (日本に帰る際に、重い本だったので手放したのですが後悔してます。でも、今はウェブで読めますよ!注! 英語です https://circleofa.org/workbook-companion/lesson-49/)
アレン・ワトソン氏の教えから
〜聖霊の声を聞きづらくしている原因について、アレン・ワトソン氏が洞察に満ちた例えで教えてくれます。
*聖霊の声は、ラジオの電波のようなものです。 ラジオ局は、一日中電波を流していますが、、私がその局にチューニングを合わせていないければそのラジオ局は、聞こえません。 聖霊も、一日中私の心と交信していますが、私がチューニングを合わせていないだけかもしれません、ラジオ局のようなものです。
*誤った心(エゴ)は、狂気の思考のおしゃべりで満たされています。正しい心は、穏やかで、つねに安らかで、確実です。
*聖霊の声のある場所を見つけようとしても、エゴが金切り声をあげます、それは無視できないように思えます。数分間静かな心になろうと座ってみても、自分の内側から「我慢できない!」と叫びぶものがあります。それがエゴの叫び声です。奇跡のコースのレッスンは**「それを聞かないようにしなさい」**と言っています。
*聖霊の声を聞くことは、最初のうちは、暴動の真ん中で瞑想しようとするようなものです。ロックバンドがチューニングしている最中に新しい曲を作ろうとするようなものです。あるいは、3人が違うことを耳元で叫んでいる時に慎重な手紙を書こうとするようなものです。それは骨の折れる仕事です。集中力と注意力を要します。何よりも、意欲を要するのです。
『A Course in Miracles Workbook for Students Lesson 49 Commentary by Allen Watson 要約:未来くる』
聖霊の声を聞くために必要なのは「意欲」 でも、まずはこれを試してみて
瞑想や祈り、聖霊の声を聞くことを試してみたことのある方は、アレンさんのこの記述に大きく頷かれたのではないでしょうか?
「何も考えない、何も考えない 。静かに静かに」と 思えば思うほどに、 心がなんだかぐわんぐわんしてきて、色々な考えが頭を駆け巡り、お尻はモゾモゾ! 「そうだ!メール打たなくちゃいけなかったんだ!」と 今しなければいけないことを見つけて、それに飛びついて、何かを始めるて、ホッとする。
私も、そんなことの繰り返しでした。
でも、もしもあなたが本当に聖霊の声、ガイドの声、ハイヤーセルフの導きを聞いてみたいと思うのであれば、聞いてみたいという**「意欲」をもつだけ**でいいのですよね。
まずは**「頭の中のおしゃべり」に気づき、「自覚の視点」を持つこと**から始めてみましょう。
とてもシンプルな練習
とても単純で、いつでもできる、だけれど、あなたの意欲を必要とするもの。
それは、 今、目の前にいる家族や、仲間や、同僚の話を本当に聴くこと あなたの、心が、ブツクサとその人の言うことを判断したり、批判したりするマインドチャッティングなしに、相手の人の話に本当に耳を傾けるということができるか?
**何日間か、心の観察をしてみてください。**きっと助けになると思います。