奇跡のコースについて

ヒーリングプレース・未来くる主宰のけいこです。
サロンの名前「未来くる」はミラクルと読みます。
このミラクルは、もちろん! A Course in Miracles のミラクルです。

長年の夢を叶えて、アメリカに移住した時、
就労ビザなんてすぐとれるだろう!とたかをくくっていたために、渡米後しばらくして「ビザなし、金なしの危機に直面!」 その頃、導かれるように出会ったのが香咲弥須子先生の奇跡のコースのクラスでした。

それ以来、もう20年以上が過ぎようとしていますが、奇跡のコースはそれ以来ずっと私の人生を支える友として、常に傍にあります。 ワークブックレッスンももう何周分繰り返したことでしょう?

奇跡のコースに出会って、人生は本当に変わりました。

人生とは、克服するもの、欲しいものをゲットするもの。ではなくなりました。
人生は、楽でスムーズなもの、あちらからやってくるものになりました。

あなたも、自由で生き生きとした「人生」を今手に入れることができます。ぜひ、奇跡のコース一度手にとってみてください。

奇跡のコースとは?

奇跡のコース・奇跡講座とは、ひとことでいってしまえば、「1976年にアメリカで出版された本の名前」ということになります。20カ国以上の言語に翻訳され、全世界に広く知られ、学ばれている、あなたの人生を変える一冊の本です。(日本語訳版は分冊されています)
緊張関係にある二人の心理学者の職場環境の中から生まれた書籍です。
この書物の成り立ちに関しては、奇跡講座の翻訳者のお二人がが運営する「JACIM『奇跡講座』学習支援サイト」にとても詳しく、そしておそらく一番正確に書かれていますので、そちらを参照して下さい。

JACIM『奇跡講座』とは?

 

今回ここでは、奇跡のコースというのが、なぜ世界中に流布して出版から50年経った今も、多くの人に支持され学び続けられているかについて書きたいと思います。が、その前に

日本には複数の呼び方が存在してわかりにくい

ことについて説明したいと思います。

日本では、A Course in Miracles は、最も一般的な呼び方「奇跡のコース」、
最も定着したと思われる翻訳本「奇跡講座
インターネット上でPDFを販売し日本での普及に尽力されている田中百合子先生の「奇跡の道」が存在しています。


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そして、奇跡のコースを学ぶものたち同士で短縮した呼び方として普及しているACIM (A course in MIracles の頭文字:アキムやエーシムなどと読む)そして、また学習者同士ではただ単純に「コース」ということも多いです。

名称が多く存在することでわかりにくくなっていますが、全て「A Course in Miracles 」のことを語っています。

奇跡のコース、奇跡講座、奇跡の道、どれを選ぶ?

翻訳本が3種類ある理由、私はなかなか面白いと思っておりますので、またいつかブログに書きたいと思いますが、ここでは、はじめてA Course in Miracles を選ぶ方の参考になるようにそれぞれの特徴を書きたいと思います。

1. 奇跡講座(翻訳者: 加藤三代子・澤井美子、中央アート出版社)

おすすめポイント:

  • 直訳に近い翻訳: 英語版の『A Course in Miracles』に忠実であることに専心した翻訳、原典の文をそのままになんとか伝えようと最大の力を注いでいるのが伝わってきます。
  • 学問的な精密さ: キリスト教聖書からの引用文、心理学用語、哲学、神学など精密に訳されているようです、しっかりと深く学びたい方はこちらを選ぶと良いと思います。
  • 英語版の全巻、および、ケネス・ワプニック先生の著作との統一された翻訳:  A  Course in Miracles  の編集者であり、普及のために一生涯活躍なさったケネス・ワプニック先生の解説本も多数翻訳出版していらっしゃるので、関連本と一貫して学ぶためにはこちらのシリーズを読むのが良いと思います。。

ちょっと気になるところ:

  • 難解な文体: 私の私見ですが、おそらく翻訳の先生たちの真面目な性格が反映されているのだと思いますが、非常に硬い表現で、忠実であることを最も大切にしたことにより日本語としてはかなり読みにくいと思います。
  • 表現の堅さ: この本を読むと、A Course im Miracles も堅い表現と思われてしまうのではと、ちょっと心配。文の内容を理解するためには、頭を駆使して読み解こうとするため、内容が心に響きにくいとも言われています。

2. 奇跡のコース(翻訳者: 大内博、ナチュラルスピリット)

おすすめポイント:

  • 平易な文体: 日本語が滑らかで読みやすく、親しみやすい。原文の優しい雰囲気が伝わってくると思います。
  • 分かりやすい表現: 心理学やスピリチュアルな概念を具体的に伝えるため、やさしい日本語で平易に訳されているそうです。奇跡講座を読むと、特に心理学など専門用語のところで、ギクシャクと止まってしまうことがあるのですが、大内先生の翻訳でそのように感じることはあまりありませんでした。
  • 普及への貢献: 翻訳家や著作ですでに有名だった大内博先生が翻訳をしてナチュラルスピリット社から出版されたため、広く知られることになりました。この本で『A Course in Miracles』を初めて知ったという人も多く、日本での認知度向上に大きく寄与されたということです。私も日本語版はこの本をまず買いました。

ちょっと気になるところ:

  • 原文からの乖離: 意訳されているところが多いのだそうです。そして、厳密な意味で奇跡のコースの学習者ではなかったこともあって、原書に忠実な理解を求める読者には不十分に感じられるという評価があるようです。
  • 哲学的深みの欠如: 原書に含まれる神学や心理学的要素が簡略化されている部分もあるといわれています。
  • 用語の問題: 学びを進めていくと、ケネス先生の本などを読みたくなると思いますが、用語の訳し方が違うので、その都度に「えっとなんだったけ?」となる方はいるかもしれません。(私はあまり気になりません)

3. 奇跡の道(翻訳者: 田中百合子)

おすすめポイント:

  • 英語と日本語が並列表記されているバージョンがある:やっぱり英語で読んでほしい!そうでないと本当を味わえないと思ってます。 そこをカバーしてくれるのがこの両言語版。https://lily-child.com/information.html
    独自の視点:
      著者をイエズス・キリストとしていることからもわかるとおり、田中先生独自の解釈をされています、そのおかげで他の本ではわからなかったところも、新たな解釈で理解を得られることも多いです。
  • 柔軟な翻訳: 読み手が理解しやすいよう、原文のニュアンスを考慮した表現を選んでいるそうです。確かに原文のトーンを一番残しているかもしれません。

気になるところ:

  • 原典とのずれ: 独自の解釈が強く反映されているため、原典の内容と異なるニュアンスに感じられるところがあります。
  • スピリチュアル色が強い: 奇跡講座はガッツリと学習書の雰囲気を醸し出していますが、こちらは優しい文章でスピリチュアル読み物の感じがします。

 

まとめ:選び方のポイント

  • 初心者向け: 「奇跡のコース」はスピリチュアルに興味があるけれど初めて読むという方におすすめ。
  • 実践的学び: 「奇跡講座」は実際に『A Course in Miracles』をちゃんと学び、実生活に取り入れたい方に適しています。
  • 補助的な視点: 「奇跡の道」は他の翻訳を読んだ後に、別の視点から内容を深めたい場合に役立ちます。

いきなり奇跡講座を読むと、嫌いになってしまわないかと心配になります。最初は奇跡のコースが読みやすいと思います。

なぜ、奇跡のコースは50年経っても世界中で読まれているのか?

 

この本を一読するだけで多くの方が経験するのは、おそらく「これはまがいもなく「真理」について書かれている書物だ」というインパクトでしょう。般若心経で「色即是空、空即是色」を初めて聞いたあの時の衝撃と同じ、これは真理だ!という感覚です。

人間の元意識に直接訴えかけてくる圧倒的な「ホンモノ感」
グイグイと読み進めさせる「詩」のような優しく美しい文章(日本語版ではちょっと失われています)
自分の行動を見られていたのでは?と「ハッ」とさせられ、反省させられながらも、
自分の愚かな言動と思考の根源のメカニズムを、明瞭に紐解いてくれる内容。
そして、取り返しがつかないと信じ込んでいる愚かな言動の一つ一つが、私たちに真に影響を与えることはなく、怯えて生きる必要はないことを、1ページ1ページ教え諭してくれることによりもたらされる救い。

奇跡のコース・奇跡講座を少しずつでも読み進めることにより、読者は自分の人生に奇跡が起こることを体験していきます。 どんな奇跡が起こるのかは、人それぞれ。 自分がこうあって欲しいと思う奇跡が起こるのかもしれないし、あるいは、予想だにしなかったそれ以上の奇跡を体験するかもしれません。

苦しくて、押しつぶされそうなこの人生を奇跡的に変えてくれる本。 だから世界中で多くの方に支持されているのです。
私自身、そろそろ読み始めてから20年がたちますが、今も飽きることはありません。読み進めるにつれて自分の心の解放が進み理解が深まっていくため、こんなことが書かれていたのか!と新たな発見に出会い喜びと共に読み続けていけます。

なぜ「奇跡」を経験するのか?

 

私が「奇跡のコース」を通じて最初に学んだことは、
「あなたが見ている世界は、100%あなたの心の投影です」
という教えでした。

これは、ふらりと立ち寄った香咲弥須子先生のクラスで耳にした言葉です。その瞬間、
「こんな本当のことを聞いたことがない!」
と衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。

私たちが社会に適応して生き残るためには、自分の思いや個性を抑え込み、
「社会のニーズに合わせて生きなければならない」と思い込んでいないでしょうか?
学校のルール、会社の都合、社会のルール――そうしたものに従って我慢しながら生きている、と。

しかし、「奇跡のコース」は、それとは真逆の考え方を示してくれます。


世界はあなたの思いによって出来上がっている。

 

例えば、私が「社会とは自分がルールに合わせて苦しく生きるものだ」と思い込んでいれば、
その思い通り、私の人生は苦しいものとなります。
しかし、もし私が、
「社会とは、私の思いを自由に表現し、生き生きと輝ける場である」
と捉え直せば、人生は一変します。

つまり、私たちの人生は、自分の心のあり方次第で変わるということです。
そのシンプルな事実を受け入れることで、私たちは真に自由で、生き生きとした人生を創造できるのです。

それはもう知っている。でも私の人生は変わらない。

奇跡のコースが出版された頃には、真新しかっただろうこの考え方も、今は一般的に知られるところになりました。 それに関する書籍、動画などに触れて「そうか!わかった」と心躍らせたことがある方は多いのではないでしょうか?

そのトキメキの中で「思考に注意を払わなければ?」と思っていられるの何日続くのでしょう?

残念ながら、あっという間に、日常の中に埋没してしまい、いつもの思考パターンに逆戻り。

そして、以前と同様に、「この社会が変わらなければ私の生活がよくなんかならないのよ」と頬杖をついてため息をつく日常に戻っていってしまうのです。

しかし、ここで大切なのは、「なぜ奇跡のコースの学習者は、投影の思考システムを忘れずにいられるのか?」という問いです。

奇跡のコースが教える「習慣」の力

奇跡のコースを真に学び、実践し続ける人々は、この教えが単なる「知識」ではなく、日々の習慣として根くことに気づいています。

思考の投影という考え方は、新しい視点を提供してくれますが、それを人生に取り入れるには継続的な実践が必要です。奇跡のコースを学ぶと「実践、練習」というプロセスが自然と身につくようになっているのです。

たとえば、奇跡のコースの中にある365のレッスンは、毎日少しずつ実践し、「真理」を日常の中に取り込むための道しるべです。この訓練は、私たちの思考習慣を根本から変える助けとなります。


変化を持続させる「気づき」の重要性

さらに、奇跡のコースの学習者は、自分の心の動きや思考に対する「気づき」を高めることを大切にしています。
日常の中で、「今、私がどのような思いを抱いているのか」「どのような投影が起きているのか」を意識的に見つめることで、無意識のうちに古い思考パターンに戻ってしまうのを防ぐのです。

その気づきが深まるにつれ、以下のような問いを常に自分に投げかけるようになります。

  • 「いま、私はどんな心の状態でこの状況を見ているのだろう?」
  • 「私の見ている問題は、私自身のどんな信念の反映なのだろう?」

こうした問いかけを日々繰り返すことで、人生を支配している古いパターンから解放される感覚が少しずつ強まっていきます。


変化を妨げる最大の要因

一方で、多くの人が途中で挫折してしまう理由は、「結果をすぐに求めすぎる」ことにあります。奇跡のコースの教えは、長年の思考習慣を徐々に解きほぐすプロセスであり、短期的な変化を目的としたものではありません。

学びの過程で何度も古いパターンに戻ることがあるでしょう。けれど、そのたびに立ち返る場所がある――それが奇跡のコースの最大の魅力です。


奇跡を体験し続けるための鍵

奇跡のコースの学習者が、奇跡を体験し続けられる理由は以下の3つに集約されます:

  1. 小さな実践を積み重ねる
    日々、少しの時間でも心を振り返る時間を持ち、自分の思考に注意を向ける習慣を大切にします。
  2. 自己批判を手放す
    学びの過程で後退しても、「ダメだった」と批判せず、ただ自分の気づきを認めることが重要です。これは、心を開き続けるための大切なステップです。
  3. 一貫した「目的」を意識する
    私たちは「心の平安」という目的を持って学び続けます。この目的がブレなければ、どんな日常の困難もまた学びの機会に変わります。

奇跡のコースは「奇跡」を一瞬の出来事として捉えるのではなく、心の変化が生み出す日々の積み重ねとして理解します。そのプロセスを愛おしみながら続けていくことが、真の変化をもたらすのです。

なぜ奇跡の学びを続けることができるのか?

奇跡のコースを学び続ける人々が奇跡を体験し続ける理由は、「習慣」と「聖霊に委ねる」という二つの柱に基づいています。この教えは単なる思考法の習得ではなく、心の深いところでの実践を促すものです。


習慣と気づきの力

日々の習慣として、自分の思考に注意を向けることは、奇跡のコースにおける重要な実践です。「心の投影」という考え方をただ理解するだけでなく、それを日常生活の中で何度も思い出すことが求められます。

奇跡のコースが教える「気づき」とは、自分の思考や感情がどこから来ているのかを意識的に観察する力のことです。たとえば、こんな問いを投げかけることが習慣になります:

  • 「私は今、この状況について何を信じているのだろう?」
  • 「この問題は私自身のどんな考えの反映だろう?」

このような問いを通じて、日常の出来事が心の癖やパターンを見つめる「学びの場」になります。

しかし、それだけでは私たちの心が真の平安に至ることはありません。ここで奇跡のコースが強調するもう一つの要素――**「判断を手放し、聖霊に委ねる」**という実践が重要になってきます。


判断を手放し、聖霊に委ねる

奇跡のコースは、私たちが自分の力だけで人生をコントロールしようとすることに警鐘を鳴らしています。
判断を繰り返し、自分の力で物事をどうにかしようとするほど、私たちは苦しみのスパイラルに陥ってしまいます。

その代わりに提案されているのが、**「判断を手放し、聖霊に導きを求める」**という生き方です。

たとえば、困難な状況に直面したときに次のように祈ることで、心の平安が訪れるとされています:

  • 「私はこの状況を自分で判断しません。この問題をあなたに委ねます。」
  • 「私に真実を示してください。」

聖霊は、私たちの中にある「真理」への道を静かに示してくれる存在です。自分のエゴの視点から離れ、聖霊のガイドを求めることで、問題は自然と異なる形で解決し始めます。これは、「心の奇跡」の第一歩といえます。


聖霊に委ねる習慣が奇跡を引き寄せる

判断を手放すことは、初めは難しいと感じるかもしれません。私たちは長い間、自分のエゴの視点に慣れ親しんできたからです。しかし、このプロセスもまた習慣にすることで次第に楽になっていきます。

たとえば、日々の中で小さなことから始めてみるのが効果的です:

  • 朝起きたとき、「今日一日を聖霊に委ねます」と静かに宣言する。
  • 些細なトラブルに直面したとき、「私の代わりに真実を見せてください」とお願いする。
  • 人間関係で悩んだとき、「私は正しさを主張しません。この関係をあなたに委ねます」と心で唱える。

こうした小さな実践を積み重ねることで、判断の手放しが次第に自然なものとなり、奇跡のような変化が日常に現れ始めます。


奇跡を体験し続けるための鍵

奇跡を体験し続けるためには、次の3つの要素が重要です:

  1. 判断を手放す勇気
    すべてを自分でコントロールしようとするのではなく、「私は知らない」という謙虚な姿勢で聖霊に委ねることが第一歩です。
  2. 日々の習慣として実践する
    小さな気づきや祈りを日常に取り入れることで、聖霊のガイドを求めることが徐々に習慣となり、思考が変わっていきます。
  3. 自分を優しく見守る
    判断を手放すことに失敗したとしても、自分を責める必要はありません。そのたびに再び聖霊に委ねる練習をすればいいのです。

あなたの人生に奇跡を起こそう

奇跡のコースの学びは、ただ「分かった」と理解するだけでは終わりません。判断を手放し、聖霊に委ねることで初めて、私たちは心の平安と奇跡を実感できるのです。このプロセスを通じて、人生そのものが奇跡へと変わっていきます。

 

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